虫刺されに化粧水

夏が近づいてくると、虫刺されが嫌になってきます。
特に蚊はうざったいですね。夜中にウィ~ンと耳元に来て、睡眠を妨害します。

さて、虫刺されといえば、色々です。
蚊のみならず、毛虫、ハチ、アブ、何かよく分からない赤いブツブツ、斑点。

歳をとってくると、傷痕で色素沈着が起きたりして、シミの原因にもなりやがる・・・。

では、どんな対処をすべきでしょう?
「化粧水を塗って保湿しましょう」といった意見もありますが、それは良いのでしょうか?

虫に刺されたら、とにかく治癒を

虫刺されの治癒

かなり当たり前なことをいいますが、虫に刺されている患部は、

  • 掻かない
  • 触らない
  • 潰さない

が鉄則です。

たとえば蚊に刺されたらかゆいので、どうしてもボリボリ掻いてしまいます。
でも、患部の肌は弱っています。

すっかり消えれば結果オーライではありますが、色素沈着も起こりやすいのでシミになることさえあります。

虫に刺されたところは、無理に触らず、治癒させることが最優先です。
ハチなど毒を持つ虫に刺された場合は、別の正しい対処法が必要ですが、今回のテーマではないので割愛します。

蚊などによる軽い虫刺されであれば、医薬品(炎症を抑える薬やかゆみ止め)を塗って、様子を見てみるのも一つの方法ですね。

原則、患部に化粧水は使わないほうが良い!

患部に化粧水は使わないほうがいい

美容にたずさわっている人間の意見としては、

 「原則、化粧水は使わないほうが良い!

です。

ネット上では、

  • 患部に、抗炎症成分の入った化粧水を使ったら治った~♪
  • 患部は弱っているので、化粧水や保湿クリームを塗って守りましょう(^^)/

といったことがよく書いてあったりしますが、正直、美容にたずさわる者が闇雲にそれを勧めていたら「無責任だなあ」と思ってしまいます。

化粧水などの使用上の注意事項には、たいてい、

  • 肌に異常があるときは使用しないでください/控えてください/皮膚科専門医に相談の上ご使用ください

といったようなことや、似たようなことが書いてあります。

それこそ原則であり、正しい使用方法といえます。
虫刺されを異常とみなすかは人それぞれかもしれませんが、一応は、普通な状態ではないので異常と判断できます。

虫刺されの患部に化粧水は使用しない、を基本として押さえておかれると良いでしょう。

 補足 炎症、ニキビ、湿疹などができているときも同様です。一方、乾燥の改善・防止、ニキビ跡、シミなどについては、今回いう「異常」にはあたらないと考えて差し支えないと思います(じゃなきゃ化粧水はどれも使えなくなる!w)。

 補足 化粧水の目的は、基本的には「保湿」。当然「治療」はできません。

なぜ、患部に化粧水を使わないほうが良いのか?

虫刺されに化粧水を使わないほうが良い理由は、

  • 痛みを感じる可能性があるから
  • 刺激になって傷が悪化することがあるから

などです。

アルコールその他界面活性剤などは肌に負担になることがあり、特に刺激を与えてしまいます。
それゆえ、乾燥やかゆみがひどくなったり、炎症が広がったりしてしまう可能性があります。

また、化粧水を過信している人だと、いざ傷口に化粧水を使ってしまうと「何だこの化粧水!紛い物だろう!」と決めつけ、風評被害に発展してしまうおそれも無きにしもあらず。

今回は主に化粧水に焦点を当てて説明していますが、洗顔料、美容液、保湿クリーム、日焼け止め、メイク化粧品などでも同様のことがいえます。
成分によっては使ってもあまり問題ない場合もあるため一概には言えないですが、原則、虫刺されには控える方向で考えたいものですね。

 補足 猛毒を持つ虫に刺されたら、化粧水は絶対使わず、すぐに皮膚科専門医に相談しましょう!

化粧水を使ってみても良い場合もある・・・!?

化粧水を使ってもいいときがある

逆に、化粧水を使ってみても良い場合について考えてみましょう。

・・・あまり声高には言えませんが、私の場合、

  • 蚊・ダニなどに刺されて うっすらピンクに膨らんでいるといった、極めて軽度な症状

であれば、お構いなく化粧水を使っています。
その程度であれば、しみることもなく、トラブルもなく時は過ぎていきます。

特に夏場は、顔や体の柔らかな部分を中心に、蚊がプスプスと刺してきます。
田舎に住んでいるのでなおのこと蚊は多く、蚊取り線香が必須ですが それでもなおウィ~ンとやって来ます。

軽く蚊に刺されたくらいで保湿ケアをやめていたら、夏場はほとんどケア不能になります(^^;)
それではらちが明かないので、気にせずに私はケアします。

結果として、きちんと保湿でき、トラブルもなければ良し。
・・・そんな感じです。あくまで経験則ではありますが。

虫刺されがあるときのスキンケア方法

虫刺されがあるときのスキンケア

上では、虫刺されがあるときは、なるべく化粧水などを控えたほうが良いとお伝えしました。

しかし、「それでもスキンケアをしないと!」と思っている人も少なくないでしょう。
そういう人は、

  • 洗うときは、水やぬるま湯、もしくは薄めた石けん水で
  • 水気を取るときは極めてやさしく
  • 患部以外だけケアし、患部にはワセリンを塗る

を実行してみましょう。

洗うときは、水やぬるま湯、もしくは薄めた石けん水で

洗顔するときや体を洗うときは、できるだけ洗顔料やボディーソープの使用を控え、水や湯で洗ってみましょう。
湯は、熱すぎてもいけないので、ぬるま湯がベストです。

それだけでも、皮脂のべたつきは意外と落ちてくれるものです。

石けんも、虫刺されに使ってもあまり問題はないですが、可能なら薄めて使い、最後にしっかりと洗い流すことを忘れないようにすることが大切です。

 補足 どうすれば良いか迷うときは、皮膚科専門医に尋ねてみましょう。虫刺されのタイプによっては、下手に触らないほうが良い場合もあります。

水気を取るときは極めてやさしく

洗った後にタオルで水気を取ることになりますが、あまり激しくなく、肌に置くようにして使うのが良いですね。
できる限り、素材の粗くないタオルがおすすめです。

患部以外だけケアし、患部にはワセリンを塗る

患部以外は通常のケアで問題ないですが、患部そのものは、自己判断で「塗っちゃえ!」という以外、原則としてケアは避けます。

どうしても患部を保湿しておきたいときは、ドラッグストア・薬局などに売っているワセリンを薄く塗っておくという方法もあります。

ただ、ワセリンでも、薬剤師や皮膚科専門医と相談してから使ったほうが良いかと思われます。
また、化粧水などについても、いざ相談してみて「OK」と言われたら、改めて使ってみましょう!

 補足 コットンは、繊維が傷口に入って化膿することもあるので、控えておくのが無難です。

それ、本当に虫刺され?

本当に虫刺され?

ずっと虫刺されという体(てい)でお話を進めてきましたが、まれに、そうでないケースもありえます。
以下に例をあげますので、ぜひ参考になさってみてください。

  • 汗しん(あせも)
  • 脂漏性皮膚炎
  • ニキビ、ニキビの根っこ
  • 日焼け(サンバーン)
  • その他の皮膚炎
  • アレルギーによるじんましん、湿しん
  • 麻しん(はしか)、風しん(3日はしか)
  • その他の疾患  など

最近は沖縄や愛知をはじめとした地域で、麻疹(はしか)の再流行が懸念されています。
仮に罹患しても、風邪症状等を伴うため「虫刺されだ」と自覚することはあまり無いかもしれませんが、念のためあげてみました。

あと、私が子供の頃、謎の発疹が出たことがあります。
体はピンピンしており熱もなかったのですが、ある日突然顔や体にブツブツやボコボコが大量発生しました。

最初は「虫の毒でも浴びたのではないか?」と思い、皮膚科で処方してもらった塗り薬を使っていましたが、結局改善しませんでした。
その後内服薬に切り替えたところ、サーッと発疹が引いていったので、虫刺されではなく内科的なものだったのではないか?との推測に至りました。

そんなこともあるので、気になるようならとりあえず皮膚科にかかると良いかと思います!

まとめ

以上、虫刺されに対して化粧水を使ってケアすることについての考えを述べてみました。

最後に、今回の内容をまとめて終わりにしたいと思います。

  • 虫刺されは、掻かない・触らない・潰さない!
  • 原則、虫刺されには化粧水は使わないほうが良い!
  • 患部に化粧水を使うと、悪化してしまうことがある!
  • 極めて軽度な虫刺されであれば、私は自己責任で化粧水を使う!
  • 患部があるときは、水・ぬるま湯でやさしく洗い、やさしく水気をとる!
  • 薬剤師等に相談の上、ワセリン、化粧水などを使ってみる!
  • 虫刺され以外の可能性も視野に入れておいて損はない!
  • 虫刺されの程度が甚だしい場合や気になる場合は、とにかく皮膚科へGO!

なにも、化粧水を数日使わなかったくらいで、肌が弱ってしまうなんてことは無いと思います。
急激に老け込むってこともないでしょう。

化粧水を「魔法の液体」と思っている人もいるようですが、それは誤りです。
傷も湿しんもニキビも日焼けも、化粧水では治せません

魔法の液体ではないのですから、「絶対に毎日使わないと!」と躍起になる必要もないのです。
悠々と、余裕を持ったスキンケアをしていけるといいですね。

ではチュス!!