ニキビを治す化粧水

「ニキビを手軽に治せたら・・・」と願い、化粧水を探す人は多くいらっしゃると思います。

しかし、ニキビを治す化粧水は、少なくともこの日本には存在しないでしょう。

「そんな馬鹿な。きいたことあるけどな?」といった声が聞こえてきそうですが、実は残念ながら、それは気のせいなのです。

ニキビを治すことは「治療」であり、法的に化粧水ではムリ

ニキビを治すというのは、何らかの手を加えることで存在を消していくことをいいますが、これは「治療」にほかなりません。

治療は医薬品で行うもの

治療は、手術のほか、医薬品を使うことでも行えます。

実際、ドラッグストアに行くと、ニキビ向けの塗り薬が置いてありますね。
また、医療機関を受診すると処方薬が出されたりもします。

化粧品や医薬部外品では治療効果はうたえない

一方、化粧水は、医薬品ではなく「化粧品」、薬用化粧水は「医薬部外品」にカテゴライズされます。

化粧品や医薬部外品では、治療効果をうたうことは法的にできません。
もしそれをうたってしまうと未承認の医薬品としてみなされてしまう可能性があります。

したがって、化粧水や薬用化粧水を使ってニキビを治すことはできないといえます。

もし誰かが「化粧水で治ったよ」と実体験に基づいて言っていたとしても、ケースによっては法的問題へと発展しかねません。
それは、使用者の体験談や口コミにすぎなくても起こりうることです。

補足

化粧品とは・・・

2018年5月4日現在、「化粧品」については、“医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律”(医薬品医療機器等法、薬機法ともいう)の第2条第3項にて下記のように定義されています。

この法律で「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。

医薬部外品とは・・・

一方、「医薬部外品」は、同法第2条第2項で定義されています。

この法律で「医薬部外品」とは、次に掲げる物であつて人体に対する作用が緩和なものをいう。
一 次のイからハまでに掲げる目的のために使用される物(これらの使用目的のほかに、併せて前項第二号又は第三号に規定する目的※ のために使用される物を除く。)であつて機械器具等でないもの
 イ 吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止
 ロ あせも、ただれ等の防止
 ハ 脱毛の防止、育毛又は除毛
二 人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物の防除の目的のために使用される物(この使用目的のほかに、併せて前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物を除く。)であつて機械器具等でないもの
三 前項第二号又は第三号に規定する目的※ のために使用される物(前二号に掲げる物を除く。)のうち、厚生労働大臣が指定するもの

 ※ 第一項 第二号と第三号(抜粋)
二 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用
三 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼす

医薬部外品は範囲が多様ですが、たとえばニキビ予防のための化粧水は、この医薬部外品に該当します。
「治療」ではなく「予防」であれば、厚生労働大臣の承認等を経るなどすれば製造販売できます。

もし化粧水だけで治るなら苦労しない

実際、「化粧水を使ってケアを続けていったら肌の調子が良くなった」と感じている人は少なくないと思います。
同時にニキビが気にならなくなっていった人も、ひょっとするといるかもしれません。

しかし、もし化粧水だけでニキビが治るのであれば、この世の多くの人はきっと苦労しないでしょう。
化粧水をとっかえひっかえしていながら悶々としている人はけっこういるような気がします。

皮膚科に通ってもなかなか改善しにくいのですから、化粧水では「治療効果皆無」と思っておくのが良いのではないでしょうか。

「治療」なら皮膚科、「予防」なら薬用化粧品(医薬部外品)

治療と予防

ニキビを治したいのであれば、時間やお金がかかっても、皮膚科にかかるのが一番です。

自己判断による治療は危険!

自己判断で簡単に治せるものではないですし、変に触ってしまうと最悪余計に症状が悪化します。
膿(うみ)までできたり細胞が壊死したりすれば大変!

ニキビの症状の重度や原因もさまざまですが、症状が気になるなら皮膚科へGOです。

私の場合は、ちょっとのニキビ(というか吹出物)くらいなら自然治癒を待ちつつ、まず様子を見ます。
が、私の知り合いは、たった一個ニキビができただけで、自然治癒を待たずに手術を受けに行ったことがあるようですよ。

ニキビができる「前」なら薬用化粧品で予防

上のほうでも薬用化粧水のお話をしましたが、そういうものでもニキビケアをすることは可能です。
治療することができませんが、「予防」という名目で、日常的にスキンケアを行うと良いかと思いますね。

薬用化粧品には、ニキビ予防効果をうたっているものがあります。
見た目はフツーの化粧品とほとんど変わりませんが、どこかに「薬用」「医薬部外品」などの表記があるはずです。

ニキビができにくい肌環境に整えることで、その後のニキビの増加が気にならなくなる可能性はあると思います。
ただ、「これで無敵だ!」とはならないので、過信するのは避けておきたいところです。

日頃の食生活やストレス面も、ニキビの発生にはかかわっています
そういった方面からも対策は必要かと思いますね。

 補足 ニキビを予防するには、日頃の洗顔も欠かせませんね。毛穴の汚れが、ニキビの大きな原因になるからです。

ニキビ予防のための対策アイテム3選

ニキビ予防の対策アイテム

「ニキビができやすいから、日頃からきちんと予防の対策をしていきたい」という方に、私が選んでみた3つのアイテム例をご紹介します。

薬用ニキビ専用洗顔石鹸【 Non.A(ノンエー)】

弾力の豊かな泡で汚れを浮かして落とすことができるので、低摩擦で洗えます。
ニキビ向けですが、ニキビができやすい・できにくい関係なく使える洗顔石鹸だと思います。

毛穴引き締め作用のある「ダイズエキス」も配合されているようです。
リピジュアなどの各種保湿成分も配合されていますが、私の体感では、しっとり感はあまりなく、割とさっぱりとした使い心地でした。

公式 ノン・エー

ニキビケアを気軽に行えるさわやかコスメ【ルナメアAC】

海のような色合いのデザインが特徴的なコスメです。
そのイメージのごとく、さわやかに肌を整えていくことができるコスメです。

肌の角層にあるニキビの原因にアプローチするだけでなく、乾燥性のニキビの原因となる乾燥状態を防ぐべく、角層をしっかりうるおわせる機能も併せ持っています。

ニキビ向けであるため、割と軽い使い心地ですね。
女性向けではありますが、男性にとっても使いやすいアイテムかと思います。

公式 ルナメアAC

本格ニキビケアのサイエンスコスメ【b.glen(ビーグレン)】

薬学博士であるブライアン・ケラーが開発したサイエンスコスメです。
白くクリーンなデザインです。

ナノサイズの成分が入ったクレイウォッシュで毛穴の奥まで洗い、その後ローション等で、乾燥や毛穴詰まりを防ぎ、ニキビや肌荒れを防いで肌を整えていくというプロセスです。

トライアルセットはまだしも、正規に買うとなると出費は正直痛いでしょう。
ただ、その分、本気度の高い人にとって有用となれば良いなあと思いたくなるコスメです。

公式 ビーグレン

まとめ

今回は、ニキビを治す化粧水は存在しない理由や、ニキビ予防のためのアイテムをご紹介しました。

最後に内容をまとめ、終わりにしたいと思います。

  • ニキビ治療をするなら、皮膚科へGO!
  • ドラッグストアなどに売っている医薬品でもニキビ治療は可能!
  • 化粧品や医薬部外品ではニキビを治すことはできない!
  • 法的に、化粧水などではニキビ治療効果をうたってはいけない!
  • ニキビができやすいなら、予防を兼ねたスキンケアを!
  • ニキビ予防、その効果をうたう薬用化粧品(医薬部外品)で可能!

小難しいお話もしましたが、正しい知識を持つことで、変な期待を化粧水に寄せずに済みます。
そうすれば、堂々と構えながら安心してスキンケアしていくことができます。

しつこいニキビはなかなか治らないと思いますが、根気良く、正しい事を続けていきましょう。

では、チュス!!