咳すると喉から白くて臭い塊が

「コホッコホッ」と咳をしたとき、たまに喉のほうから白っぽい異物が出ませんか?
一瞬ごはん粒かと思いきや、少し黄色っぽくもあり、なにやらブニッとしている。

興味本位でニオイをかぐと臭いし、つぶせばそれはもう下水のような激臭が・・・。

いったいどういった異物なのでしょう?
なぜああいったモノが出てくるのでしょうか?

今回は、その塊の正体に迫りたいと思います!

その白っぽくて臭い異物は、細菌の死骸や食べカスの塊

白くて臭い塊

あの白っぽくて臭い異物は、柔らかくなったごはん粒ではありません。
実は、細菌・ウイルスの死骸や食べカスの塊なのです。

正式には「膿栓」という

正式名称もあり、「膿栓(のうせん)」といいます。
俗に「臭い玉(においだま、くさいたま)」とも呼ばれていますね。

膿栓を持っていない人はいないと言われ、貴方のご両親も、そしてモデルやアイドルたちも、きっと膿栓が喉のところにひそんでいると思われます。

膿栓は扁桃と呼ばれるところにできる

膿栓は、扁桃と呼ばれるところにできるといわれています。

扁桃とは、細菌やウイルスの感染を防ぐリンパ組織。
割と口に近い喉にある口蓋扁桃や、舌の奥のほうの喉にある舌扁桃などがあります。

咳をした拍子に口から出てくる膿栓は、主に口蓋扁桃にあるものが多いですね。
いざ喉の奥をのぞくと、場合によっては、口蓋扁桃から膿栓が「こんにちは」しているときもあります。

膿栓の大きさはまちまち

膿栓は、数mmほどの塊であることが多いですが、小さいときはわずか1mm、大きいときは5mmほどにもなります。

(汚い話で申し訳ないのですが)私は、過去に1回、1cm近くもある特大サイズの膿栓が出てきたことがあります。
そのときの異物感といったらありゃしなかったですね!

で、出てきた膿栓をですね、いざ指でつぶしていると、なんかポロポロと崩れるのですね。
特に、いったん乾かしてからそれをすると、分かりやすいです。

元々ブニッとしているものだから粘土状かと思ったのですが、どうやら、細かな膿栓粒がいくつも集まり、ひとつの大きな塊になっているようです。

出てきやすいときは、異物感を感じるはず

ノドに異物感

「咳をしたら膿栓が出てきた」といったケースはよく聞きますが、その出てくるタイミングは、少しだけ予測を付けられる場合があります。

「何かが引っかかっている」「ちょっとニオイが」

これは私の推測ですが、膿栓が出かかっていて、なおかつ大きいときほど、異物感を感じるはずです。
異物感とは、何かが引っかかっているような気がする、という感覚です。

そういった異物感があるときは、同時に鼻にのぼってくるニオイも感じるかもしれません。
私は、長いと2週間ほどもそういうのが続きます。

その場合は「膿栓が出てきやすい状態になっているかも?」と疑ってみましょう。

しかし必ずしも出せるとは限らない

異物感を感じたとしても、わざと空咳をしても簡単には出てきませんね。

と思ったら、喋っている最中に突如ポロリと口に転がってくることもあります。

また、食事中に、知らない間に胃に入っていくこともありますね。

膿栓はあっても良い物?あると何か影響が?

膿栓の影響

先ほど述べたように、膿栓は誰もが持っているはずです。
そのため、存在することだけをもってただちに何かの病気だということはないと思われます。

でも、欲をいえば、膿栓はないほうが良いですよね。
自己免疫機能によって作られてはいますが、いわゆる異物ではあるので、無いなら無いに越したことはないでしょう。

というのも、以下の理由があるからです。

不快感や口臭の原因になりうる

膿栓が、ただちに口臭の最大の原因というわけではないようですが、少しばかりは、口臭の原因として関与しているはずです。
だって、あれほどのニオイがあるわけですから・・・。

仮にディープキスをすることがあれば、きっと相手にもニオイが伝わります(というか引かれ得ます)。

そもそも、自分自身が不快感を感じるときもあります。
ニオイが鼻に上がってくるだけでも、なんか気分が萎えてしまいますね。

膿栓は自力で取らないほうがいい!

自力で取らないほうがいい

「口臭の原因になるというなら、今日にでも取ってしまおう!」
と考える人は、きっと少なくないと思います。

でも、膿栓は自力で取らないほうが良いでしょう。

扁桃は免疫をつかさどるところで、大変デリケート。
変に触ると傷がつき、出血でもすれば細菌感染してしまいます

耳鼻咽喉科に相談しよう

「どうしても取りたい!」というときは、耳鼻咽喉科で相談されると良いでしょう。
口臭外来などがあれば、そちらも良いと思います。

ただ、医師ですら取ってくれない可能性も

口臭外来は行ったことがないので分かりませんが、通常の耳鼻咽喉科だと、膿栓を取ることを快く思わない医師も少なくないようです。

私も、かつて風邪の治療を受けに行ったついでに取ってもらえないか訊いたら、医師に「取らないほうがいい」と言われ、結局あきらめました。

この手のお話については、ぜひ「膿栓(臭い玉)は取らない方がいい by 某耳鼻咽喉科医師」という記事をご覧ください。

口臭の原因はひとつではない

膿栓は、たしかに口臭の原因のひとつになりえますが、口臭の原因はそれ一つとは限りません。

  • 舌の汚れ(舌苔)
  • 歯垢・歯石
  • 虫歯、歯槽膿漏
  • ほか、蓄膿症 など

も原因にあるため、膿栓があるからといって、その存在に心を痛める必要はないと思います。

逆に言えば、口臭対策をするのであれば、幅広く、可能なところから手をつけていくのが良いのではないでしょうか。

下記をご参考ください。男性向け記事ですが、女性の方でも参考にしていただけると思います。

⇒「男のための口臭対策・ケア!そして即効で消す方法は…?

まとめ

今回は、咳をしたときなどに、喉の奥のほうから出てくる白っぽくて臭い塊(異物)の正体についてクローズアップしていきました。

最後に今回の内容をまとめ、終わりにしたいと思います。

  • 白っぽくて臭い塊は、ずばり「膿栓」!
  • 膿栓は、細菌・ウイルスや食べカスなどが固まった異物!
  • 膿栓が取れる前は、異物感や自臭感がある!
  • 膿栓は無理に取らないほうがいい!
  • 膿栓は口臭の原因のひとつであるが、口臭の原因はさまざま!

一度膿栓のことを知ってしまうと、次からはやたら気になるようになるかもしれませんね。

でも、あまり気にしないのが得策です。
気にしたら負けです。

ただ、よほど気になってしまって心労が絶えなければ、耳鼻咽喉科等に行き、そのことをきちんとお話しされるのが良いのではないでしょうか。

では、チュス!!