膿栓(臭い玉)はとらない

↑ いきなり変な画像を載せてすみません!
でも膿栓じゃないです。雑穀米を拡大しただけのものですのでご安心をm(__)m

・・・というわけで、今回は膿栓のお話です。

膿栓は「臭い玉(においだま、くさいたま)」とも言いまして、つぶすと激烈なニオイを放ちます。
にもかかわらず、なぜか好んで嗅いでしまう。変な病みつき性がありますよね。

ニオイを嗅ぐ

そんな膿栓は口臭の原因ともなると言われていますが、耳鼻科の先生によれば、実はあまりとらないほうがいいみたいですよ!

某耳鼻科咽喉科医師「膿栓は自然。取らない方がいい」

耳鼻咽喉科

私がしょっちゅう通っていた、とある小さな耳鼻咽喉科医院(上の画像はイメージです)
院長は老爺でしたが、ノド・声に関しての権威でもあることから、アナウンサーや歌手のお忍びの医院でした。

すでに閉院してしまいましたが、やたら薬や手術に頼らない治療を提供し、「儲け」や「見栄」よりも「ノドの健康」を第一に考えてくださる方でした。

私は、風邪の治療のついでにその院長に一度だけ「膿栓が気になるので、取っていただくことはできないでしょうか?」と尋ねたことがあります。

膿栓は、一度気になりだすとずっと気になり、これが口臭の原因になっていないだろうか?と考えてしまいますし、口の奥のほうが何となく不快に感じます。

だから取ってもらいたかったのですが、院長はこう答えました。

「それは自然にできるものだし、無理して取るようなものではないよ。取れないこともないけどね、何か大きな障害が生じない限り、取らない方がいいよ」

・・・躊躇なくお答えになったので、他の患者さんからも同様の質問が為されることがあるような感じがしました。

というわけで、取らずに私は帰りました。
強く頼み込めばやってもらえたかもしれませんが、まあ変に触って炎症するのもイヤだったので、潔く諦めました!

同じように考えているドクターは多いようで、ネット上で調べてみても、やはり「取ってもらえなかった」という人は少なくないようです。

そこで今回、膿栓を取ることのリスクについて調べてみたので、まとめておこうと思います。

膿栓を自力で取ろうとすることのリスク

膿栓を取るリスク

ネットで調べてみると、膿栓を取る方法として、

  • 綿棒などを突っ込んで取る
  • 指を突っ込んで取る
  • シャワーを当てて取る
  • 医療器具のような洗浄機を使って取る

といったものがあげられています。
しかし、これらには危険が伴います

膿栓は、主に口蓋扁桃(こうがいへんとう)のくぼんだところにできますが、そこでは、膿汁(のうじゅう)といった免疫の液体が出され、これが細菌を殺してくれています。
それがかたまったものが、ずばり膿栓です。

扁桃と膿栓

つまり、扁桃は免疫をつかさどる部位です。
ここを傷付けると炎症を起こし、ノドの痛み、発熱、倦怠感、発声障害などを引き起こすことがあるようです。

こういったリスクのほか、もし傷つけて出血でもすれば、そこから細菌感染していまうといったリスクもあるでしょう。

自己判断で膿栓を取るのは、避けるのが無難だといえます。
耳鼻咽喉科のドクターが「無理にとらないほうがいい」というのも、こういった理屈から来ているようです。

どうしても膿栓を取りたいときは・・・

膿栓を取りたい

「気になって仕方がない」という場合は、

  • やはり耳鼻咽喉科に相談するのが一番

です。
しかし、取りたがらないドクターも多いようなので、あらかじめリサーチするか電話で尋ねてから行くのが良いでしょう。

ほか、

  • ガラガラうがいを毎日丁寧に行う
  • たくさん喋ったり歌ったりする
  • ノドをクイクイと動かして頑張る

とった方法も、ある程度は効果があると思います。
ちょっくら説明してみましょう。

ガラガラうがいを毎日丁寧に行う

ガラガラうがいをすると、その反動でポロッととれることがあります。
が、まあ気休め程度ではあります。

ただ、うがいをすることで、口の奥の汚れや細菌を洗い流すことができます。
また、膿栓を作りだす元となる膿汁(これがずばりクサい)も流せます。

うがいをしすぎるのも刺激になってしまいますが、帰宅時や食後といったタイミングでうがいをしてみても良いかと思います。

たくさん喋ったり歌ったりする

喋ったりすると、ノドのあたりの筋肉群が動きます。
その反動で膿栓がポロッと出てくることがありますね。

特に、寝起きや、たくさん喋った後は、ノドが乾燥して膿栓がへばりつきにくくなるのか、取れやすい傾向にあります(あくまで私自身の経験則です)。

また、歌っている反動で膿栓が取れたこともあります。
知り合いと歌っていたときも、知り合いがいきなり「ゴホッ」と言って、

「臭い玉って知ってます?今それが出てきました!ごめんなさい汚い話をして」

とアピールしてきましたw

喋るよりは、もしかすると歌うほうが効果があるかもしれませんね!
(確たる証拠はありませんが・・・)

喋ったり歌ったりすることは、唾液の分泌をもうながし、口臭抑制にもつながります

ノドをクイクイと動かして頑張る

膿栓が大きくなってくると、そのニオイが鼻のほうに抜けるようになります。
口臭になっているかは定かではないですが、自分自身、不快な気持ちになりますよね。

そんなとき、私はノドの奥をクイクイとやって、頑張って出そうとします。
軟口蓋のあたりから咽頭にかけてと、その周辺や舌の付け根あたりを、無造作にひたすら動かし続けます

ところが、なかなか取れません。
でもたま~に取れます。特に寝起きのほうが取れる率が高い気がします。

ただ、この方法は、やり過ぎるとノドが疲れ、筋肉痛みたいな感じになることがあります。

取れたつもりでもキリがない膿栓

キリのない膿栓

膿栓は、一度取れたつもりでも、それで解決には至りません。

  • 膿栓は次々に発生する
  • 膿栓はくぼみの奥のほうにも存在する

からです。

下のは、先ほども載せた口蓋扁桃と膿栓のイラストです。

扁桃と膿栓

このように、奥のほうまで膿栓がへばりついています。
そして、膿汁が出る限り、膿栓は次々と生産されます。

仮に奥底まである膿栓を全て除去したとしても、一時的な解決にしか至らず、いたちごっこになってしまうだけです。
発生するたびに耳鼻咽喉科に通っていては、費用もかさみますし、労力としても時間としても大きく浪費してしまうことになります。

もっといえば、膿栓を除去したからといって、口臭が解決できるとも限りません。
膿栓ができる扁桃はひとつだけではないし、口臭原因も色々(後述)だからです。

膿栓ができるのは口蓋扁桃だけではない

膿栓は、主に口蓋扁桃にできます。

しかし、舌扁桃にも多くできやすいみたいです。
ほか、耳管扁桃や咽頭扁桃というものもありますが、こういったところにも膿栓のようなものができるようです。

つまり、私たちは臭い玉から逃れることはできません。
逃れられるのであるとすれば、そういった扁桃をすべて取り除く必要があるわけです。

でも扁桃は免疫をつかさどる大切なものですから、むやみやたらに切除することは避けるのが無難ですし、切除するにもさまざまなリスクが伴うことでしょう。

溜まると臭うが、それ以外にも口臭原因はいろいろ

口臭の原因

膿栓が溜まると、口の奥のほうでニオイが発生し、悪臭も溜まっていきます。
電車とかで鼻息が臭う人がいますが、おそらく、膿栓による部分もあるかと思います。

ですから、ハキハキ喋り、唾液分泌を促したりすることでニオイを逃がす必要があります。
また、そうすることの反動で、膿栓が自然に取れることもあるでしょう。

ただ、口臭の原因はひとつだけではありません。

  • 舌の汚れ(舌苔)
  • 歯垢・歯石
  • 虫歯、歯槽膿漏
  • ほか、蓄膿症 など

も原因にあるはずです。

「口臭を消すために扁桃を切除する!」

というのは、効果を感じる人もいるかもしれませんが、それで100%の解決にはならないでしょう。
扁桃を切除したにもかかわらず、口臭の悩みが解決できなかった/また膿栓ができた というケースもあるみたいです。

しかも、切除したらしたで、別のくぼみができ、そこに食べかすが溜まったりして腐敗臭が生じることもあるようですよ。

口臭抑制&扁桃切除目的で耳鼻咽喉科に通う人に対して、ドクターが「膿栓は取らない。扁桃も切除しない」と言うのは、そうったところにも理由があるかもしれませんね。

「取れば解決!!」っていうイメージがありますけど、そっとしておくのが一番だと思いますね。

まとめ

以上、膿栓(臭い玉)についてのお話でした。

最後に今回の内容をまとめて終わりにしたいと思います。

  • 膿栓はできるのが自然で、無理にとる必要はない!
     by 某耳鼻咽喉科医師
  • 膿栓を自己判断で取るのはリスキー!
  • どうしても取りたければ、取ってくれそうな耳鼻咽喉科に相談を!
  • 膿栓は取っても取ってもキリがない!
  • 扁桃も切除しようと考えないほうが良い!
  • 膿栓が口臭の原因と決めつけず、広い視野で対策を!

非常に強い臭気を放つ膿栓は、思っているほどには口臭の原因になっていないかもしれません。

ただ、鏡で見て、ノドの奥の横っちょらへんに白い粒々やかたまりが見えたら、口臭の大部分を占めている可能性もあります。

そういう場合に、改めて耳鼻咽喉科に懇願してみると良いのではないでしょうか?

あ!そういえば私の元カノ。口を開けたときに膿栓が見えました。
ある日 自力で除去したみたいですが、その日以来口臭がちょっと軽減していましたね。

ただ、扁桃を傷つけたらしく、熱っぽくなり、ノドも痛み、体が怠くなってしまったと言っていました。
さらに、何日かしたら、口臭は元に戻ってしまっていました・・・。

なお、口臭対策に関する記事があります。
お時間ありましたら、ぜひ参考になさってみてください!

⇒ 「ナタデウォッシュ&バラデウォッシュ!口コミ読まなくてOK

⇒ 「歯磨き粉ってどれがいい?口臭対策におすすめな3選!

では、チュス!!